手羽作文

備忘録と反省文を兼ねて書くブログ

【君の名は。】RADWIMPSの「なんでもないや」に出てくる『笑うことないサンタ』って何?

昨日の記事↓を書いている時に「なんでもないや」を流しながら書いていて、ふと思ったことがある。本当にどうでもいいことなのだが、思っちゃったんだからしょうがない。

kaitensushitaro.hatenablog.com

 それは、

「笑うことないサンタ」って何?

ということである。一度考え始めたら止まらなくなってしまった。「なんでもないや」の歌詞は↓で確認できるのだが、

mojim.com

終盤の盛り上がりの部分で、

君のいない世界など 夏休みのない8月のよう

君のいない世界など 笑うことないサンタのよう

 

という歌詞がある。「君のいない世界」がとにかく”良くない”ということを比喩を用いて表現しているのである。切ないメロディである。

1つ目の「夏休みのない8月」は非常によく伝わる歌詞だ。もし8月が休みではなく、毎日学校に行かなければならないとしたら…。それはかなり辛いだろう。それは非常によく分かる。

しかし問題は次の「笑うことないサンタ」であって、そういえば私は「サンタの表情」についてあまりよく考えたことがなかったため、すっと入ってこないのである。しかもこの歌詞は、「8月」に比べてメロディにジャストフィットしているとは言いがたく、実際歌ってみると「サンタ」ではなく「サーンタ」と伸ばすことになる。作詞者の野田さんは、ジャストフィットを捨ててでも、サンタの例えを使いたかったのだ。こだわりのある比喩なのである。

「笑うことないサンタ」ってどんなやつ?

では、サンタの表情は実際どうなのか。Googleで、画像検索してみた。

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やはりサンタは大体優しそうな微笑みを浮かべている。もちろん、満面の笑みというわけでもないのだが、確かに「サンタは笑っている」と言えるだろう。

まずはイメージしてみる。果たしてこのサンタから、笑顔が消えたらどうなってしまうのだろう…。プレゼントをもらおうと子供が近寄ってきても、微動だにしないサンタ。子供にプレゼントを配るときも、まるでお役所仕事のように淡々としているサンタ。夜中、子供の枕元にプレゼントを置くときも、真顔なのでたまに泥棒と間違えられるサンタ。トナカイも懐かないサンタ。実はサンタには、笑顔を失う原因となった、つらい過去があるのだ…。

このままでは、「笑うことないサンタ」に関する2時間ドラマくらいは作れそうである。

 

 

深みにはまっていった私は今度は、「笑っていないサンタ」の画像を探すことにした。すると、なんと真顔のサンタのイラスト(しかもフリー)があったのである!

それがこちら

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まあまあ可愛い

決して笑ってはいないが、とぼけた顔に愛嬌があり、決して嫌な感じはしない。このサンタからは是非プレゼントをもらいたいと言えるサンタである。サンタは必ずしも笑っていなくても良いのだ。こうなってくると話は振り出しに戻ってしまう。果たして「笑うことないサンタ」って本当に”良くない”の?ということである。うーん…。今回の結論としては、「サンタは、基本笑ってる方がいいけど、たまには真顔でも可愛い」ということである。

もちろんこの問題に正解はないのだが、それにしても、以後、「なんでもないや」を素直な気持ちで聞くことは難しくなってしまった。サンタのくだりで必ずこのイラストが私の脳裏に再生されてしまうだろう。

余談だが、(既にこの記事全体が余談だが…)この歌詞を一文字変えて、

「笑うことないサンマ」にすると、すごく怖い。いつもテレビの中であんなに楽しそうな明石家さんまが、ずーっと真顔なのである。サンタなんかより全然嫌な感じである。とにかく、サンタにしろサンマにしろ、1つ言えることは、もうこの歌をまっさらな気持ちでは歌えない…ということである。