手羽作文

備忘録と反省文を兼ねて書くブログ

名作映画「エイリアン」に見る、モンスター映画あるある

初めて映画「エイリアン」を観た。SFホラーの金字塔と言われて、Yahoo映画などでも絶賛されているこの作品だが、カメラワークやセットの美しさはともかく、ストーリーに関してはイマイチ入り込めなかった。しかしそれは金字塔的な映画にはよくある話で、後の同系統の映画に多大な影響を与えすぎたため、今となっては、見慣れた展開ばかりで新鮮味がないのである。つまり、「あるある」ばっかりになってしまっているのだ。

そこで、今回は「エイリアン」の中で見つけた、「モンスターパニック映画のあるある」をまとめてみたい。

 

①人間達が全員アホ

これはモンスターパニック映画の中でも最も重要な「あるある」である。

「エイリアン」でも、得体の知れない惑星を探索するというのに、武器も構えずにずんずん歩き、そこら中のものを手当たりしだいに触るというアホが最初の犠牲者となる。しかもそいつを隔離せずにマスク1つで治療しようとするアホも現れ、挙げ句の果てに宇宙船の中で放し飼いにされているネコを、エイリアンと間違えて捕まえようとするという筋金入りのアホ達である。放し飼いにするなよ、ネコを。

逆に最初から宇宙船のクルー達が警戒心MAXのエキスパート達だったら、モンスターは早期駆除され、最初の感染者は隔離され、全てが無事で済んでしまう。これでは映画は成立しない。したがって、モンスターに遭遇する人間達は全員アホでなくてはならないのだ。

 

②いつの間にか卵を植え付けられてる

「エイリアン」中盤の山場がこれである。基本的に全員アホなので、一度怪物にとりつかれたけど、いつの間にか治った男が、呑気にみんなとメシを食っている最中に、エイリアンが男の胸を食い破って登場するのだ。衝撃的なシーンに思わず息を飲むのだが、やはり脳裏に 「何で隔離しとかないの?」という思いがよぎらざるを得ない。寄生されてる男にも「お前も楽しくメシ食ってる場合じゃないよ」である。さらには、苦しみだした男に向かって同僚が「むせたのか?」である。「呑気か!」とツッコミを入れずには入れられない。

 

③勇敢なやつは序盤で死ぬ

今回はアホだが勇敢な船長がこのパターンである。一人で火炎放射器を持ってダクトに突入し、あっという間にやられてしまった。彼の勇気は何だったんだろう…。あんな狭いところで火炎放射器を使うのは怖くなかったのだろうか。蛮勇である。

 

④人間達が本気になった時にはモンスターは成長している

登場人物達は基本的にアホなので、何人か死んでから、やっと本気になる。しかし、その頃にはモンスターは手に負えない強さになっており、いくら本気を出しても犠牲者は増えつづけることになるのだ。

 

⑤仲間に足を引っ張るやつがいる

モンスターだけでは全滅させられなさそうな時にしばしば現れるのが、このタイプのやつである。突然モンスターに心酔したり、自分を守るために他人を陥れようとしたりと、その理由は様々だが、必ず「人間が一番怖い」的なメッセージを突きつけてくる。このメッセージは、モンスター映画でお約束のように毎回突きつけられる。突きつけられ界の皆勤賞だ。

 

⑥モンスターにとらわれた人間が一言、「殺してくれ…」

モンスターは基本的にある程度落ち着いたら繁殖を始めるので、さらわれた人間が巣で粘液なんかにがんじがらめにされ、卵を植え付けられたり、栄養を吸い取られたりするのだが、主人公が発見した時、決まって彼らが言うのが「殺してくれ…」である。「エイリアン」でもそれが登場したのには、感慨深いものがあった。「殺してくれ…」の歴史は、ここから始まったのか。

 

以上、細かいところを挙げればキリがないが、「エイリアン」にはモンスターパニックのあるあるが沢山詰め込まれていて、それが今でも珍しくないことを思えば、やはりすごい映画だったんだろう。