手羽作文

備忘録と反省文を兼ねて書くブログ

親切の成立

親切の成立

電車でぼーっとスマホを見ていた。目的の駅は次だ。あと数分で降りるというところで、目の前に赤ちゃんを抱えたお母さんが立っていた。

私は、一瞬迷った。

あと数分でどちらにせよ席を立つ。あえて譲って善人ヅラするのもどうなんだろう。だが、この場合の最悪のケースとしては、私の隣に座っている50代くらいのおばさんが、私より先に席を譲ってしまうことだ。“子連れに席を譲らないどころかおばさんに席を譲らせて知らんふりの大バカ極悪男性”になってしまう。

それは避けたい。

私は席を立った。すると、お母さんは「大丈夫です。次で降りるので」と言うではないか。席を譲りに行って断られることほど恥ずかしいことはない。親切と遠慮の間に発生する真空ポケットに落ちると、気まずい上に容易には抜け出せないのだ。(これが、いつも私が席を譲る前に一瞬迷ってしまう理由だ)

だがもう後には引けない。

私はとっさに「僕も次降りるので」と言った。だから何だ、という発言だ。だが、私の鬼気迫る顔に気圧されたのか、お母さんは「じゃあ…」と言って、空いた席に、近くにいたもう1人の子供(幼稚園児くらい)をそこに座らせた。

何とかギリギリ成立した私の親切だったが、数分後、電車は駅に到着し、私、お母さん、その子供達は皆、ぞろぞろと降りたのだった。

あの時間は何だったのだろう。

 

署名

最近多いのだが、携帯の契約の時などに、タブレットに電子ペンみたいなやつで署名するやつ。幼稚園児かっていうくらいものすごく下手な字になるのだが、あれ意味あるのだろうか。

あとで「これ、あなたの字ですよね?」と言われても何とも言えない。

 

しみじみ

水野晴郎のように「いやあ、組織って本当に恐ろしいもんですね」と言ってみる。

少しは和むだろうか

 

絶叫

スマホの音量設定をマックスにしていたことを忘れて、そのまま適当に音楽を再生してしまった。鼓膜に「ヌォオオオムオァアアクラアアアアアイ!!!」と絶叫が突き刺さる。

D51の「NO MORE CRY」だった。

泣くわ、こんなもん。

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