それは仕事帰りの赤坂で…
その日、私は後輩と赤坂の街を歩いていた。とある撮影のあと、借りていた機材を返しに行った帰りで、後輩はそれを手伝ってくれたのだった。
機材の返却というすべての工程が終わった我々は、メシにすることにした。ちょうど赤坂にはつけ麺屋の「やすべえ」がある。「やすべえ」が好きな私は、すかさず、「やすべえ」に行くことを提案したところ、後輩は「やすべえ」に行ったことがないという。
ならば、ぜひ後輩にはこれを機に「やすべえ」の美味しさを知って欲しいと思った私は、彼に「やすべえ」をおごることにした。
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