手羽作文

備忘録と反省文を兼ねて書くブログ

2020-01-01から1年間の記事一覧

還暦の人狼

還暦の人狼 2020年の正月に親戚が集まった時、人数がいるので人狼をやろうということになった。従兄弟たちは当然ルールを知っているが、父らの世代は初体験だ。 ルール説明もそこそこにお試しで1回やってみたところ、無実の村人である父が人狼の従兄弟によ…

大ギャグ

大ギャグ 選挙を勝ち抜いて国会議員になり、さらに与党内で出世して厚労大臣になり、その時ちょうど新たなウィルスが流行していて、そんな中臨んだ記者会見で、マウスシールドをズラすという大ギャグ、どんな天才芸人でも敵わない。 言い間違い 言い間違いの…

おじさんのくしゃみ

おじさんのくしゃみ 不必要に大きな声を出すくしゃみを、私は「おじさんのくしゃみ」と呼んでいる。今まで私は、そういった大音量のくしゃみと、それを発するおじさんたちを若干軽蔑していたが、今日、何気なくくしゃみをしたところ、私の口から出てきたのは…

2020年

2020年 4月、コロナで渋谷から人が消えた。いつ以来なんだろう、こんなこと、もしかして、2.26事件以来なんじゃないかと思う。自分が生きている時代が、歴史と地続きなのだと実感する。 少しずつ人心がフワフワしていき、1つの脅威に対して、世間の雰囲気と…

論語の夢

論語の夢 朝起きたらなぜか机の上に「論語」の原本が置いてあるという謎の夢を見た。表紙に「論語」と書かれたその本は光り輝いており、私は直感で、それが孔子の書いた原本であることを理解した。私は震える手でそれを開いた。だがそれは原本だったため、中…

映画祭でグランプリをいただいた話

これはやはり記録しておかなければならない。監督した短編映画「VR職場」が、ついに、グランプリをいただいてしまった。これ以上ありがたいことはない。とにかく今後も頑張って色々な賞に引っかかりたいと思っている私だが、生まれて初めてグランプリをもら…

現実逃避

ワンポイント 電車の向かいの席に座っている女性が、ビシッとスーツを着ているが、鼻輪もしている。 ビジネス上手くいくのだろうか。 毅 「高島優毅」という名前の「毅」という字を電話で説明しようとするとき、「犬養毅の毅です」だと通じない時があるが、…

世論の在り処

2択 よく行く回転寿司屋は安いし美味しいので好きなのだが1つだけ怖いところがあって、つぶ貝を注文した客に対してレーンの中の大将が、「つぶ貝は”活け”と”冷凍”がありますが!!」と大声で聞くのである。 もちろん”活け”は高く、”冷凍”は安いのだが、こ…

酒豪の理不尽

本領発揮 急いでいるときに限ってエレベーターがなかなか来なかったりするものだが、最近はもう、そういうエレベーターを見ると「本領発揮してんなあ」と思うことにしている。 いざという時なかなか来ないのは、エレベーターの本領だ。 曲調 最近、ぼわーっ…

「死の博物館」と「自撮り美術館」とアメリカの揚げ出し豆腐【ハリウッド映画祭参加日誌⑥・最終回】

kaitensushitaro.hatenablog.com この「ハリウッド映画祭参加日誌」もついに最後の記事になった。ついに、というか、よくここまで時間がかかったものである。映画祭が終わって間もなく5ヶ月が経とうとしている。私の記憶も曖昧になりつつある。そして人間ド…

いよいよ『Japan Cuts Hollywood』で上映される【ハリウッド映画祭参加日誌⑤】

前回の記事 kaitensushitaro.hatenablog.com さて、デスバレー国立公園日帰りツアーの半分を爆睡して過ごすという大失態の翌日、私は朝6時ごろに目覚めた。例によって時差ボケの影響で、早朝に目が覚めてしまう状態だ。そしてついに今日は映画祭「Japan Cut…

デスバレー国立公園の悪魔【ハリウッド映画祭参加日誌④】

kaitensushitaro.hatenablog.com さて、私の参加した「デスバレー国立公園日帰りツアー」という、「死の谷」という名前に喧嘩を売るかのようなお気軽ツアーは、ベイカーという街でギリシャ風の昼食をすませたのち、いよいよ、デスバレー国立公園の中に入ろう…