手羽作文

備忘録と反省文を兼ねて書くブログ

人体の欠陥

某月某日「歯医者」

最近、歯医者に通っているが、歯医者の上の階には美容整形のクリニックが入っており、帰りにエレベーターに乗ろうとすると、マスクをした女性数人が既に乗っていて気まずい。降りている最中、マスクをした女性から、「ねえ、私きれい?」と聞かれたらどうしよう、などと考えてしまう。それは口裂け女だから関係ないんだけど、つい連想してしまう。

口裂け女ってもしかして、美容整形失敗した人なのかもしれない。

 

某月某日「人体」

人間の体の欠陥は数あれど、「痛み」は完全にやりすぎだと思う。調子に乗ってると言ってもいい。「痛み」は体に危険を知らせるためのサインだというが、ではなぜ足の小指をぶつけただけであんなに痛いのだろうか。まるで生命が脅かされているかのような痛みである。

足の小指をぶつけることに、そこまで警鐘を鳴らすほどのどんな危険があるというのか。

 

某月某日「人体2」

お腹が空く→腹一杯食べる

を繰り返しているだけで太るなんて、何かバグってるとしか思えない

 

某月某日「ハンター」

最近、インスタントラーメンを作って食べる際に、必ず左手が臭いので何だろうと思い、皿やラーメンに問題があるのではなく、鍋の取っ手が臭いからだということを突き止めた。ハンターハンターを読んだ後だったので、無事原因を突き止めた自分の論理的思考に酔ってしまった。

「スメルハンター」という、ダサめのハンターが誕生した。

 

某月某日「街頭ビジョン」

よく映画などで、街頭ビジョンでテレビのニュース映像が流れていて、それを通行人たちが見ているという描写があるが、そんな街頭ビジョン、現実に見たことない。

あれは、何なんだろう。私以外にはみんな見えてるのだろうか。

 

某月某日「誕生日」

Facebookで「〇〇さんからのお知らせ」という通知が届いていて、開いてみると、「今日は〇〇さんの誕生日です!お祝いしましょう!」みたいな内容だったりする。でもそれは「Facebookからのお知らせ」だろう。「〇〇さん」が自分で祝って欲しくて通知を送りまくってるみたいに見えるじゃないか。

自分の時もそうなってるのかと思うと、恐ろしい

大阪休日の陣

某月某日「大学生」

中学生の頃、隣のクラスの女の子が大学生と付き合っているという情報が回った時、皆で口々に「〇〇ちゃんすごいね」「大人だね」と言い合っていたが、

今になって思えば、その大学生が変態なだけである。

 

某月某日「風呂の法則」

朝起きて、メールの返信など、少し仕事をし、気が向いたときに風呂に入る。すると、そういう時に限って携帯に着信がある。電話の案件というのは大抵ややこしいし、億劫でも一発で出たほうがいいのだが、なぜか出られない時に限ってかかってくる。

これは「マーフィーの法則」というやつだと思うが、私は個人的に「風呂の法則」と呼んでいる。

しかし、ここまで考えてみて、「もしかしたら順番が逆で、むしろ私の第6感が、電話のかかってきそうな気配を察知して、私を風呂に行かせているのかもしれない」と思った。私の無意識下に「なるべく電話に出たくない。先送りにしたい」という強い気持ちがあり、それが私を操って風呂に向かわせているのだ。可能性はある。

シックス・センス2」として映画化してもいいくらいだ。

 

某月某日「休日」

夕方までゴロゴロし、その後久々に戦国無双の難しいミッション「大坂夏の陣」を始めてしまい、そのまま6時間挑戦し続け、気づけば深夜3時。既に大阪城を20回以上落城させている。全部落としきるまでに10分かからないという早業だ。勝った家康だって、散々耐え忍ぶ人生送ってきて最後がこれじゃしっくりこないだろう。

休日が必要なのは重々承知しているが、こんな休日でいいのか。

 

某月某日「ミルクスプレー」

珍事件メモ

rocketnews24.com

 

outlaw.blog.jp

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ゴルフ氏

某月某日「正月」

正月なので、祖母の家に一族で集まった。祖母は認知症を患っており、昔のこと以外は忘れている。私のことも覚えていなかったが、朝から周囲に、「今日は子供たちがくるから」と言い聞かされていたため、私に会った途端、「子供じゃないじゃないか!」と素早くツッコんでいた。確かに、便宜上「子供」と呼ばれているだけで、私はどう見ても成人男性なのだ。

祖母は、「ああ、びっくりした」と繰り返し呟いていた。

 

某月某日「正月②」

認知症の祖母の記憶がおぼつかないので、親戚たちそれぞれの名前をクイズ形式にして出題してみたところ、私と弟や、いとこの姉妹のことは覚えておらず、嫁である母のことも覚えておらず、流石に自分の子である父と叔母のことは覚えているだろうと、父が、「おふくろ!俺たちのことは覚えてる?究極の兄弟!」と聞いたところ、祖母は流石に自分の子供のことは覚えていたのだが、しばらく、「究極の兄弟」って何だよ、ということで親戚一同が騒然となった。確かに、「最も近しい間柄」という意味で、「究極」という言葉が出てしまったのだと思うが、「究極の兄弟」って世界中の兄弟の頂点に立ってそうな兄弟だし、そのまま地球でも守りそうな勢いである。

もはやウルトラ兄弟である。

 

某月某日「ゴルフ」

2ちゃんねるまとめを読んでいて、妻の浮気を疑う夫の書き込みを見つけた。男性はゴルフ好きの妻の浮気を疑っていて、興信所に調査を頼むかどうか悩んでいるという内容だったが、最初はハンドルネームで呼ばれていた男性が、スレッドが盛り上がるにつれて、「ゴルフ」と呼ばれ始め、最終的に「ゴルフ氏」と呼ばれていた。ゴルフ好きなのは男性じゃなくて浮気妻の方なのだが、離婚するかどうかで悩む男性の呼び名として、「ゴルフ氏」という重々しい響きはかなりしっくりきていたので、呼びたくなる気持ちもわかる。

「ゴルフ氏」ってアメリカの大統領補佐官あたりにいそうな名前。

 

某月某日「誤URL」

昔、とある会社から仕事の問い合わせアドレスに来たメールで、内容はとても真面目なビジネスの話だったのだが、「参考にご覧ください」と言って貼り付けられていたURLを開いたら、風俗情報掲示板だったことがある。怖くなって返信しなかったのだが、本当にビジネスのメールに間違えて風俗掲示板のURLを貼り付けてしまったのかもしれない。

あの時、「URLが間違っているようです」と返信したらどうなっていただろう。

 

任天堂・岩田聡さんの名言

某月某日「加齢」

この間、歩きながら中島みゆき「ファイト」を聴いていて、不意に涙ぐんでしまった。大して気分が沈んでいたわけでもないのに、である。多分、歳をとったということなんだろう。

それにしても、階段で子供を突き飛ばす女のくだり、何回聞いても超怖い

 

某月某日「加齢②」

最近、下半身が寒いので、下半身用のヒートテックを買った。先日、親と話している時にふとそのことを言ったら、「あんた、歳とったね…」としみじみ言われた。

普通、子が親に言うセリフである

 

某月某日「アスリートのCM」

ロバートの「アスリートのためのCM講習会」のコント、本当に面白い。

こういう、「まだ認知されていないあるある」を発掘するのは、本当にセンスだし、見習わないといけない。しかも、「アスリートは演技が下手だ」とストレートにいうのではなく、「わざとそうしている」という体にしたところが秀逸である。

 

某月某日「張り切りすぎ」

MacのOSをアップグレードしてから、文章を打つと勝手に予測して変換するようになったのだが、これが本当に不要で困る。さっきから「逃げろ」という文章の「げろ」だけを打ち直そうとしているのだが、何回打っても勝手に「ゲロ」に変換するため、結局3度手間になっている。「逃ゲロ…」って、ゾンビになりかけの奴が仲間に言う台詞じゃないか。「げろ」をノーモーションで「ゲロ」に変えることに、何の意味があるのだろうか。こっちは別にそこの手間を惜しんだ覚えはないのである。

いらんことして怒られるヤツは人間にもいるが、ついにAIも「ダメ人間」くらいの位置には到達したということなのかもしれない。

 

某月某日「任天堂

任天堂の元社長、岩田聡さんの名言で、

「我々は声が大きくてゲームをいっぱい買ってくれる人の姿をつい見てしまう。そこに合わせたモノづくりをどんどんした結果、ゲームをやる人が減っているのではないか」

というものがあるのを知った。まさにその通り。映画も同じだなあ。

 

某月某日「マラリア

友人から聞いた話。

彼の同僚がアフリカに出張に行ったところ、マラリアにかかってしまった。地獄の苦しみだったというが、詳しい病名を聞いたら「トロピカル・マラリア」だったという。

思いのほか、楽しそうなマラリアだった。

 

某月某日「紅白」

韓国の音楽はなぜ世界で人気を得ることができるのか?

それは国内市場が小さいので、元々国外での展開を視野に入れているからだという。日本はなまじ国内市場で売れれば食ってはいけるため、ガラパゴス化しやすい。良くも悪くも、エンタメ界全体がそうだ。

紅白にTWICEが出ている。

日本のアーティストには、大晦日に海外のテレビ番組に出るという発想があるだろうか?しかもアメリカとかでもなくて、アジアの隣国である。TWICEは英語だけでなく日本語も当たり前のように喋る。覚悟が違うな、と思う。

日本のアーティストが中国の年越し番組に出るようなものだろうか。

近い将来、そうなるかもしれない。

 

余談だが、「TT」のサビで「気づかないフリ、やめてやめて」という歌詞の部分のメロディ、すごい変だと思う。変ゆえに頭に残るのだが、残ったところで変なものは変だ。

 

私はロボットではありませんか?

某月某日「高度な頭脳戦」

女による「男が胸を盗み見ているのなんて100%気づいてる」という言説に対し、男が「気づいた時しかカウントしてないんだからそりゃ100%だろ」という反論は、高度な頭脳戦という趣があって良い。

しかも、反論が通ったからといって、男にとっては損しかないところも良い。

 

某月某日「私はロボットではありません」

最近よく、「私はロボットではありません」という項目にチェックを入れさせられるが、果たして私は本当にロボットではないのだろうか。自分がロボットじゃないことを本当に証明するのは無理じゃないか。私が哲学者だったら、あそこから一歩も進めなくなりそうな気がする。

 

某月某日「やる気」

TBSドラマ「監獄のお姫さま」を楽しくみている。それにしても、初回のキャッチコピーが、最強美女軍団VSイケメン社長!?因縁の対決が始まると、煽り満載なのに対し、

6話は「決意と結束」である。

なぜ急にやる気を失ったのか。

やる気の問題じゃないかもしれないが、気になるところだ。

 

某月某日「クラスの輪」

高校時代、私は決してクラスの1軍ではなかったが、クイズ研究部に所属していて、たまに休み時間にクラスのみんなが参加する早押しクイズ大会を開いていた。

出題者の私を取り囲むようにして皆が座っている様子を見て、担任が通信簿に「クラスの輪の中心的存在」と書いてくれたのだが、物理的に「輪の中心」だっただけで、決して「中心的存在」ではなかったのだ。

悲しい勘違いである。

 

某月某日「募金」

ふと、「良いことをしよう」と思いコンビニで買い物をしたお釣りを募金することにした。良いことをするのは緊張する。が、コンビニの募金くらいで緊張してたら格好悪いじゃないか。私は、あくまでも平静を装い、なんならノールックでシュートを決めるべく、小銭をレジ横の箱に放り込んだ。

 不要レシート入れだった。

小銭が箱の底に転がる乾いた音が響き、店員と私は気まずい沈黙に包まれた。私は気づかないふりをして店を出た。

鈍臭いと、善人になるにも一苦労である。