今年ももうすぐ終わるようだ。
今日、髪を切りに美容院に行ったところ、
美容師の方に「年末はいつから休みなんですか?」と聞かれ、
「そういえばいつからだろう…」と考えたがわからず、
自分がワーカホリックであることをしみじみと思った。
年末休みというものの存在を今年初めて認識したのだ。
美容師さんも苦笑いである。
「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、
社会人の最初の数年をテレビ局の制作部で過ごしてしまったせいか、
私にはまだ、「休み」という概念がしっかりとは根付いていない。
あの頃は特に、「祝日」という概念が皆無だった。
社外に電話をかけて繋がらなくて初めて、
「ちっ、今日は祝日か…」と毒づくような有様であり、
私の中で「祝日」は「仕事しづらい日」という位置付けだった。
今でもテレビ局の前を通ると思う。
「日本一のブラック企業がこんなに堂々と構えているなんて、
そりゃ過労死も無くならないわけだなあ」と。